TOP >  自動車の廃車手続き

スポンサードリンク

自動車の廃車費用と廃車手続き

自動車の廃車手続きを自分でするにはどうすればいいでしょう?
自動車の廃車は、基本的な知識があれば実はそれほど難しい事ではないのです。

廃車手続には、一時抹消、永久抹消、輸出抹消があります。
一時抹消登録は、海外に長期出張などで、一時的に車を使用しない場合の廃車手続きです。また、自動車として運行に使用しないが、車体は処分しないで保存し、再度中古車新規登録を行えば、中古車の売買を行なうことが可能です。

永久抹消登録は、スクラップとして車を解体処分する場合に行われる手続きです。
自動車リサイクル法に基づいて、リサイクルの為の費用の支払いが必要です。
平成17年2月1日以降に車検をとった車でしたら、車検の際にリサイクル料金を払っているので、必要はありません。
廃車手続き時の提出書類にリサイクル料金預託証明書が必要です。
廃車手続に必要な他の書類は、車検証(自動車検査証)、自動車税自動車取得税申告書、抹消登録申請書、印鑑証明書と印鑑、代理人が申請する場合は委任状、また、車検期間が残っている場合は自動車税・自賠責保険料に加えて重量税の還付金があるため、還付金の振込み先の銀行口座か郵便貯金総合通帳の口座が必要です。

また、返納しなければならないため、前後のナンバープレートも必要です。

抹消申請書は、一時抹消登録の場合、第3号様式の2、永久抹消登録の場合、第3号様式の3のOCRシートで申請しなければなりません。陸運局でこのシート代金60円と書類に貼るための300円の収入印紙代がかかります。

一時抹消の場合、350円の手数料がかかりますが、永久抹消登録の場合、無料です。
車検証の記載の住所が違う場合は、現住所の住民票、2回以上引越しを行っている場合は、戸籍の附表が必要です。
廃車手続の申請は、現住所を管轄する陸運局で行います。
引っ越している場合は、移転登記を行わなければなりません。
基本的には廃車手続の準備をここまで自分ですると、かなりの節約になります。
その後の廃車手続は司法書士に頼んだほうが、2度手間などの無駄が省け、便利です。

実際、特に月末は大変込み合うため、慣れていない人の場合、手続きに半日近くかかる場合もありますし、往復の交通費もかかります。
ディーラーにしても中古車業者にしても、最終的な書類手続は司法書士に依頼しますから、必要な経費としてみてもいいかもしれませんね。

廃車手続きで注意することは、リサイクル料金です。
現在では、基本的に車検の時にリサイクル料金は預託金として支払いますが、廃車のため車検を通さなかった場合でも、リサイクル料金は支払う必要があります。
また廃車するつもりで、解体業者に引き渡しても、その業者が廃車にせずに海外へ輸出した場合は、リサイクル料金は、車を解体した際に生じる廃棄物を処分するための料金ですので、その業者からリサイクル料金の返却を求めることができます。
また車が盗難にあった場合は、忘れずに一時抹消登録をする必要があります。
抹消手続きを行わないと、自動車税が請求される事になりますので、必ず行っておいてください。



Google

関連エントリー

自動車の廃車費用と廃車手続き